トウゴマ (トウダイグサ科)

解 説 
 本来は多年草であるが日本では越冬できず1年草。別名はヒマ。熱帯では木質化して電柱ほどの高さになるというが、日本でも2〜3mにまで育つので鉢植えのときは12号鉢以上が必要。種子には猛毒のリシンが含まれており子どもやペットが誤食しないよう注意を要するが、種子から取れる油は蓖麻子(ヒマシ)油と呼ばれ強力な下剤として医療に用いられてきたほか、低温でも固まりにくいため高高度を飛行する航空機の潤滑油や、化粧品の材料としても広く利用されインド・中国などでは活発に栽培されている。伯父の話では戦時中、飛行機の油が無くて蓖麻子油を取るため大量に栽培していたという。
 葉は直径30〜40cmと大きく7つに深裂し葉柄は葉の中央に付く。戦時中の品種は緑色の花であったが、最近の品種は花や若芽が赤いベニヒマ(アカトウゴマ)が多い。7〜10月にできる花序は面白い配列で雌花が上側に、雄花が下側に付く。赤い果実は褐色に熟し中にクモの腹部に似た模様の種子を3個作る。
 大きくて存在感があり、茎や葉が紅色に染まり、赤い実がたいへん美しいため切り花や花壇の植物として広く普及しているが、西日本では野生化している所もある。 カバタテハの食草。
  
注文例 
 使用目的(○○を飼育中のため、先々の飼育準備のため、観賞用としてなど)
 ミネやんさんのトウゴマ1鉢、左側のを送ってもらえたらと思います。
 商品額=500円
 送り先の郵便番号と住所、氏名、電話番号を記入。
 
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