ホシボシキチョウ B
A 熊谷氏から頂いた幼虫を飼育したもの |
B 薩摩半島で採集した成虫や幼生を飼育 |
C 「ホシボシキチョウは寒さに弱く、日本本土では越冬できない」は間違い |
B 薩摩半島で採集した成虫や幼生を飼育 2007年9月17日に薩摩川内市入来町副田で大坪氏により、9月18日薩摩郡さつま町二渡で弟により、9月24日北薩で宇野氏により、11月3日に指宿市東方で大木氏によりホシボシキチョウの飛来発生の報告があった。各地で採集した成虫や幼生を飼育してみた。 各地でホシボシキチョウを探すが中々見つからず、9月29日やっと入来町副田(大坪氏の報告場所と思われる)で成虫や幼生を採集することができた。庭の飼育舎に放した成虫は小さく♂だと思っていたが♀で、翌日から沢山産卵するようになった。 10月6日、入り込んでいたクモにやられたのか♀が死亡。 10月21日、孵化した幼虫も天敵にやられたのか見当たらない。持ち帰った幼虫からは1頭が羽化しているが、これでは累代できないので再度入来町副田に行き、やっと初齢幼虫1頭を採取することができた。 |
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10月29日、弟が見つけた入来町副田の別の発生地(資材置き場)に一緒に行き、ホシボシキチョウ1頭を採集。 11月1・2日、弟から頂いた2蛹が羽化。 この3頭を飼育舎に放すが産卵せず、他の個体が近づくと前羽をさかんに開閉する行動をとり、全て♂のようだ。 11月3日、大木氏より1♀を頂いたが翌日に死亡。 11月10日、再度入来町副田の大坪氏の報告場所に行き1♀を採集し飼育舎に放す。 11月11日12:50、やっと交尾を確認、40分後位に交尾終了。 その後の記録が見当たらない。 |
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2007年11月11日 ホシボシキチョウ交尾(下が♀) |
2007年11月11日 ホシボシキチョウ♂ |
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11月24日、大木氏が見つけた場所に行き、1♂1♀と3幼虫2卵を採取。 11月27〜12月1日、採取した3幼虫が3蛹化、1頭は羽化間近。卵はカビが生え孵化せず。♂は死に♀は生きているが産卵しない。 12月6・9日、1♂2♀が羽化。羽化シーンを撮る。 ホシボシキチョウ羽化のスライドショー 12月21・24・25日、1♂2♀死亡。もう1♀は生きているが産卵せず、後日死亡。 |
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2007年11月24日 大木氏が見つけた発生地 |
2007年11月24 ホシボシキチョウ終齢幼虫 |
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ホシボシキチョウの幼虫は背線がはっきりし、体毛に長短がある。 | |||
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2007年11月24 終齢幼虫(側面) |
2007年11月24 カワラケツメイに産み付けられた卵 画像をクリックすると拡大して見られます |
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2008年1月12日、5日に熊谷氏より蛹を頂き、10日より羽化の兆しが見え始めたが羽化せず死亡。 |
A 熊谷氏から頂いた幼虫を飼育したもの |
B 薩摩半島で採集した成虫や幼生を飼育 |
C 「ホシボシキチョウは寒さに弱く、日本本土では越冬できない」は間違い |