クロマダラソテツシジミ A

A 南薩で採取した幼生を飼育
B 桜島で採取した幼虫を飼育(低温期型)
C クロマダラソテツシジミの産卵数を調べてみた

 

A 南薩で採取した幼生を飼育
 2007年7月28日、井上氏が薩摩半島南部(指宿市山川岡児ヶ水)で本土初のクロマダラソテツシジミを採集したという情報を得て、8月23日に南薩まで調査に出かけた。指宿市池田湖から開聞、頴娃町南部の14カ所のソテツを調べ、3カ所でその幼生や成虫を確認できた。
 採取した幼生(約100頭の卵と幼虫)の半分を福田先生に届け、残り(開聞小学校産)を自分でも飼育してみた。
2007年8月23日
中齢幼虫(開聞小学校)
2007年8月23日
終齢幼虫(開聞小学校)
  開聞町寳台寳館前、開聞町開聞小学校、頴娃町大久保「牧山えいFM」近くのソテツ3カ所で幼生を確認。 若葉に産卵し、幼虫は若葉を好んで食べる。幼虫にはアリが集まっていた。幼虫は密な状態で飼育すると赤茶色になるようだ。
2007年8月23日
ソテツ若葉の卵(開聞小学校)
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2007年8月24日
ソテツ若葉の卵
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2007年8月24日
中齢幼虫
2007年8月24日
ソテツを食べる中齢幼虫 
   
   幼虫を5℃の冷蔵庫に入れたら1週間経っても元気だった。

 採取した幼虫は8月25日から蛹化し、31日に3頭羽化した。
 成長はとても早く卵から2週間ほどで羽化した。
2007年8月29日
クロマダラソテツシジミ前蛹と蛹

 

A 南薩で採取した幼生を飼育
B 桜島で採取した幼虫を飼育(低温期型)
C クロマダラソテツシジミの産卵数を調べてみた